小学生や中学生でも近視の子供は増えていて、裸眼の視力が1.0未満の子供は、小学生33%、中学生56%、高校生62%と増加の一途をたどっています。
その原因は、ゲームやスマホの長時間利用が影響されていると考えられています。
近視とは?
目は、入ってくる光を角膜、水晶体という2つのレンズを屈折させ、網膜上で焦点を合わせることで像としてとらえる。
しかし、眼軸長と呼ばれる眼球の奥行きが伸びてしまうと、硬膜よりも手前で焦点を結んでしまい、像がぼやける。
これが近視なのです。
視力0.2から1.0に回復した視力矯正法とは?
視力低下した状態から、視力を回復させる視力矯正法が人気だそうです。
寝ている間に特殊なコンタクトレンズを着ける視力矯正法で、近年、子供の近視の進行を抑制する効果も報告されているとか。
それが、視力矯正法オルソケラトロジー(オルソ)です。
視力矯正法オルソケラトロジー(オルソ)とは?
視力矯正法オルソケラトロジー(オルソ)とは、特殊なレンズで角膜の前面を平らにして焦点が網膜上で結ばれるようにする。
角膜の形状は一定時間保たれるため、睡眠中に着ければ朝に外しても日中の視力は維持されます。
ただし、本来の視力が回復するわけではないため、毎夜着ける必要があります。
視力矯正法オルソケラトロジー(オルソ)の費用は?
オルソは米国で考案され、2002年に米食品医薬品局が初めてレンズを承認。
日本では、2009年に厚生労働省から承認を受けたレンズが登場しました。
現在は、4社が製造販売しています。
・アルファコーポレーション
・テクノピア
・ユニバーサルビュー
・アイメディ商事
レンズの価格は治療費に含まれ、両眼で10万円~20万円ほど。
保険は適用外になります。
視力矯正法オルソケラトロジー(オルソ)のメリットは?
視力矯正法オルソケラトロジー(オルソ)のメリットを調べてみました。
・日中、裸眼で過ごせる
・近視の進行を抑制する効果の報告がある
・激しいスポーツや水泳もできる
視力矯正法オルソケラトロジー(オルソ)の注意点は?
視力矯正法オルソケラトロジー(オルソ)の注意点をいくつかご紹介します。
・装着中に目がゴロゴロすることがある
・適切な管理をしないと感染症のリスクがある
・夕方に視力が少し低下することもある
実際に、しっかりとレンズを洗浄するなど適切に管理しないと結膜炎などになるケースもあるようです。
目をかくなどしてレンズがずれると、外した後に十分な視力が出ないことも。
注意点を理解したうえで使用するか検討する必要性がありますね。
視力矯正法オルソケラトロジー(オルソ)ができる眼科は?
視力矯正法オルソケラトロジー(オルソ)ができる眼科を調べてみました。
まとめ
遠視が強い、角膜の形状が特殊、近視が強すぎる方は向いていないことも。
オルソをやめて、コンタクトや眼鏡に戻す場合、角膜の形状を戻さないといけないので、すぐには作れなかったりします。
テレビでは魔法のレンズと紹介されていたりもしますが、デメリットもしっかりと理解したうえで、使用するか決めることをオススメします。
コメント