大阪府では、高校の授業料実質無償化を実施していますが、今度は大阪府立大と大阪市立大の授業料を無償化する方針です。
大阪府立大学と大阪市立大学の学費を世帯年収や子どもの人数に応じて無償化になったり、一部支援してくれる制度です。
大阪府立大学と大阪市立大学の学費が無償化になる条件と対象者は?
大阪府は、大阪府立大と大阪市立大の学費を2020年度の入学生から実質無償化する方針を固めました。
大阪府立大学と大阪市立大学の授業料はともに基本年額53万5800円(令和元年現在)ですが、収入によっては無償になります。
年収590万円未満は実質的に無償となり、年収910万円未満でも子どもが複数なら支援を受けることができます。
年収590万円以上800万円未満の世帯では、子どもが1人なら3分の1、2人なら3分の2の支援を受けられます。
対象となるのは、留学生を除く両大学の大学生と大学院生などのうち、保護者の年収が590万円未満の世帯の学生で、府立大工業高専の4、5年生も順次対象となります。
収入以外の条件として、学生本人と親が入学の3年前から府内に住んでいることが条件となり、居住条件を満たす学生のうち8割程度が対象になると想定しています。
一方、成績が著しく悪かったり、学習の意欲が低かったりする場合には、支援を打ち切ることもあるとしています。
大阪府立大学と大阪市立大学の偏差値はどれくらい?
本来なら高額な大学の授業料が無償になるなら、大阪府立大学と大阪市立大学のどちらかに入学してもらえたら・・と思う保護者も多いのではないのでしょうか?
そこで、気になる両大学の偏差値を調べてみました。
2018年現在の大阪市立大と大阪府立大の難易度(偏差値)は、大阪市立大の偏差値が57.5~60程度、大阪府立大の偏差値が55~60程度になっています。
【大阪市立大学の偏差値】
商学部 センター試験得点率 78%~85% 偏差値 57.5
経済学部 センター試験得点率 77%~86% 偏差値 60.0
法学部 センター試験得点率 78%~82% 偏差値 60.0
文学部 センター試験得点率 78%~83% 偏差値 60.0
理学部 センター試験得点率 72%~87% 偏差値 52.5~65.0
工学部 センター試験得点率 74%~84% 偏差値 55.0~62.5
医学部 センター試験得点率 74%~89% 偏差値 57.5~67.5
【大阪府立大学の偏差値】
現代システム科学域 センター試験得点率 71%~83% 偏差値 55.0~57.5
工学域 センター試験得点率 80%~81% 偏差値 60.0
生命環境科学域 センター試験得点率 70%~83% 偏差値 52.5~62.5
地域保健学域 センター試験得点率 68%~83% 偏差値 55.0~57.5
大阪府立大学と大阪市立大学の合併はいつ?
大阪府立大学と大阪市立大学は合併し、2022年4月の開学を目指しており、森之宮に新キャンパスが設立される予定です。
統合が実現すれば、学生数は約1万6千人となり、国内最大の公立大学が誕生することになります。
コメント