ここ数年、大阪府立大学工業高等専門学校の人気が高いですよね。
特別推薦入試と一般入試の気になる倍率と、特別推薦入試に出題される小論文の過去問をまとめてみました。
大阪府立大学工業高等専門学校の特別推薦入試の倍率
【2020年度】3.9倍
【2019年度】3.55倍
【平成30年度】3.7倍
【平成29年度】3.575倍
【平成28年度】3.575倍
【平成27年度】1.025倍
大阪府立大学工業高等専門学校の一般入試の倍率
【2020年度】1.875倍
【2019年度】2.075倍
【平成30年度】2.2倍
【平成29年度】2.25倍
【平成28年度】2.317倍
【平成27年度】1.45倍
大阪府立大学工業高等専門学校の小論文の過去問
共通しているのは、解答用紙に、600字程度(横書き)で書く、題名や氏名は書かないで、本文から書き始めるということ。
【2019年度】
現代の科学技術は、複数の工学分野の融合・複合によって成り立っているものが主流となっています。そのため、本校でも機械・電気・制御・情報・化学・都市環境(土木・建築)の工学分野を総合的に理解できる技術者の育成を目指しています。
あなたが、朝起きてから本校に着くまでに、目にしたり利用したりした科学技術のなかで興味関心があるものを一つ選び、二つ以上の工学分野により成り立っていることを説明しなさい。そして、その科学技術を今後どのように発展させていくべきか、その発展に貢献するためには高専で何を学べばよいか、あなたの考えを具体的に記述しなさい。
【平成30年度】
科学技術の進歩は私たち人間の生活を豊かで便利なものにしてくれますが、一方では公害などの課題をもたらすこともあります。課題の解決には、制度の充実や個人の努力も大切ですが、さらなる科学技術の発展による解決も必要です。
最近の出来事で、科学技術から生み出された物事によって人々の生活の安全や安心が侵害された事例を挙げ、それがどのような科学技術によるものか説明し、その解決のためにはどのような科学技術が進歩発展すればよいか、あなたの考えを具体的に記述しなさい。
【平成29年度】
今日、科学技術が発展する一方で、大規模な事故や災害など、人々を脅かす新たな課題も生まれています。そうした新たな課題に対して我々は、1つの工学分野のみではなく、さまざまな工学分野の技術の組み合わせにより解決を試みています。あなたが最も興味・関心を持っている新たな課題とその解決方法を具体的に述べ、どのような工学分野の技術の組み合わせによって実現されるのかを記述しなさい。
【平成28年度】
わが国は、さまざまな科学技術分野の進歩・発展に貢献してきました。しかし、科学技術の進歩・発展とともに、わが国を含め世界が抱える課題も複雑化し、それらを解決するためにさらなる技術革新が求められています。次の3つの項目の中から、あなたが最も興味・関心を持っている項目を1つ選び、それに関してわが国が抱える課題を記述しなさい。また、その課題を解決するために、どのような「ものづくり」が大事だと思うのか、あなたの考えを記述しなさい。
1.情報通信に関すること
2.地球環境に関すること
3.エネルギー問題に関すること
【平成27年度】
大阪府立大学工業高等専門学校は「創造力のある実践的技術者を養成する」および「産業および地域に貢献する」ことを使命としています。その使命を達成するための一つとして、 本校は、入学してほしい学生像を下記の通り3つ掲げています。
入学してほしい学生像
(1)興味・関心
・ものづくりに興味・関心のある人
・情報通信・地球環境・エネルギー問題に興味・関心のある人
(2)資質・性格
・何事にも積極的に取り組めるチャレンジ精神の旺盛な人
・いろいろな人と協力して行動できる人
(3)能力
・理科・技術・数学・英語等が得意な人
あなたが「入学してほしい学生」であることを、本校の掲げている入学してほしい学生像の「(1)興味・関 心」の項目について、興味・関心事の具体的な事例と、それに興味・関心を持った理由とを書いて説明しなさい。
【平成26年度】
近年、わたし達が生活する社会には、「製造現場」「高度情報通信」「交通」「自然」などの環境において、 さ まざまな危険性が存在していることに気づかされます。このような危険性に対し、科学技術の観点から「安全」に対するさまざまな対策と取り組みが行われてい ます。それらの取り組みについてあなたが知っている事例をまず書き、今後それらをどのように発展させていくべきか、あなたの考えを述べなさい。
【平成25年度】
近年、環境破壊やエネルギー資源枯渇等の問題を解決するために、再生可能エネルギーなどを利用したさまざ ま な技術開発が行われています。これらの動向について知っていることをまず述べ、あなたが将来のエネルギー問題に対し技術者としてどう向き合いたいか、その ために本校でどのようなことを身につけたいか述べなさい。
【平成24年度】
自然災害が起きたときに、または自然災害に備えるために必要な科学・技術にはどのようなものが考えられるか。災害の例を想定して、具体的に述べなさい。
小論文と面接に役立つ本をご紹介
府立高専の特別選抜は、「小論文」と「面接」がありますよね。
高校受験を受ける受験生のために、小論文の書き方や面接に役立つ本をいくつかご紹介したいと思います。
【面接】
身だしなみから「志望理由書」の書き方まで、面接対策最強本!「CD」で、高校タイプ別質問パターンを繰り返し練習できる!豊富なイラスト図解。面接の流れや好感マナーがひと目でわかる。よく出る質問の答えを書き込んで、きみ専用の対策ノートを作れる。本番直前まで頼りになる、別冊「最終お助けBOOK」つき!推薦から自己PR型まで、最新の入試傾向と対策を徹底分析。
図解シミュレーション こうすれば好感度100%!面接の受け方マナーと常識(面接前の準備/控え室で/入室/あいさつ/着席/質疑応答/退室)/第1章 面接の好感マナーを身につけよう!(立ち居ふるまいとあいさつのレッスン/表情づくりと話し方のレッスン/質問の受け答えに困ったときの対処法)/第2章 よく出る質問122好感回答トレーニング(よく出る質問122の好感回答例とポイント/「高校のタイプ別質問パターン」トレーニング)/第3章 推薦入試・自己推薦型入試面接パーフェクト対策講座(推薦入試・自己推薦型入試の面接はここが違う!/特別セミナー・ご父母のために 保護者面接を成功させるには)
面接官が「この子、合格させたい!」と思う生徒になるための55のルール!
面接の合否を判断するのは、面接官である高校の先生です。その先生たちに何を話せば自分をアピールできるのかを55のルールにまとめました!中学校では教えてくれない面接のコツがわかります!
高校入試で増加傾向にある「面接」の対策法を、ていねいに解説しました。よく聞かれる質問を厳選し、タイプ別に回答例を多数掲載したので、自分に合った答えが見つかります。また、良い回答例・悪い回答例つき「本番さながら面接CD」で、声のトーンや話し方など実践的に学べます。
●1章 面接官はココを見ている! 「好印象になるコツ!」
・面接試験とはどんなもの?
・どんな面接があるの?
・本番シミュレーション!
他
●2章 面接官はコレが知りたい! 「よく聞かれる質問&好感回答集!」
・対策1 大きな声でハキハキ答えよう!
・受験番号・氏名・生年月日・中学校について
・筆記試験の感想について
・対策2 高校についてきちんと調べておこう!
・志望動機について
・受験校について
他
・対策3 自分のことをしっかり分析しておこう!
・自己評価について
・趣味・特技・習い事・関心ごとについて
・日常生活・家庭について
・対策4 中学校生活を振り返ろう!
・中学校生活について
・部活動やクラブ活動について
・対策5 「合格後」の目標をもとう!
・高校生活について
・将来の進路と希望について
・対策6 予想外の質問にも落ち着いて答えよう!
・教科知識や態度などについて
●3章 1推薦入試 2保護者面接 虎の巻
・推薦入試の面接とはどんなもの?
・パーソナル・プレゼンテーション対策をしよう!
【作文・小論文】
基本編は,はじめにQ&A形式で,現在どのように作文・小論文が出題されているかを解説しています。
次に,作文の基本ルールとそのポイントをまとめています。
実戦編は推薦入試・一般入試のそれぞれの作文・小論文の問題に対応できるように模範解答を示して解説しています。
高校入試で出題増加傾向にある「作文・小論文」の対策法を、ていねいに解説。
近年の出題傾向に合わせてあらゆる形式の問題をピックアップし、ワーク形式で自分で書き込んでいくことで、自分だけの対策本ができあがるしくみになっています。
・作文編
第1章 入試作文ってどんなもの?
第2章 作文に必要な力とは?
第3章 文章力を鍛えよう!
第4章 発想力を鍛えよう!
第5章 読解力・論述力を身につけよう!
・小論文編
完全マニュアル 小論文の書き方をおさえよう!
・確認問題
作文を書いて自己添削をしよう!
確認問題
作文例を見てみよう
入試の新傾向に完全対応!
最近の入試では、
小論文・作文の重要度がどんどん高まっています。
その最近の傾向・採点基準にあわせて、高得点をとるための書き方を、
55のオキテにまとめたのが本書です。
本書は対話形式で書かれているので、楽しく読める上、
読むだけで、考え方・書き方がすっきりわかります。
「国語」の試験で出題される「作文」にも完全対応!
この1冊で「小論文」「作文」で差をつけよう!!
第1章 満点を取るための基本戦略
第2章 まず、採点者のことを知る
第3章 小論文・作文の書き方の基本原則
第4章 高得点を取るための考え方
第5章 高評価を得るための伝え方
第6章 好印象を抱かせる書き方
第7章 入試タイプ別攻略法
まとめ
面接も高校受験で初めて経験する人がほとんどですよね。
本などで、実際の面接を想定して練習することは大切だと思います。
小論文は、平成24年度から2019年度までの過去問を紹介しましたが、年々難化してきているように感じます。
日頃から、ニュースや新聞にも関心を持っておかないと、しっかりした内容を書くことは難しそうですね。
受験生のみなさんに良いご縁がありますように!
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