熱中症と熱射病の違いは?熱中症の症状と対処法

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暑い日差し

ここ数年、寒い冬が終わって、暖かくなってきたかと思えば、一気に夏のような気温になる日が多くて、春が短く感じます。

5月に入ると、「熱中症」や「熱射病」といった言葉を聞く機会が増えてきますが、違いがわかる方は少ないのではないでしょうか?

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同じじゃない!熱中症と熱射病の違いを言えますか?

「熱中症」と「熱射病」の違いを説明すると・・

 

まず、熱中症とは、

高温の環境下でおこる、熱による障害を総称して熱中症といいます。

熱失神・熱痙攣(けいれん)・熱疲労・熱射病の4つの症状が現れるのが特徴です。

 

お気づきですか?

熱中症の症状の1つが、「熱射病」なのです。

 

ちなみに、熱射病は、熱中症の中で最も重度の症状になります。

熱失神・熱痙攣(けいれん)・熱疲労・熱射病はどのような症状なのか、詳しく説明していきます。

 

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熱失神とはどんな症状?

血管が拡張することによって血圧が低下し、脳への血流が悪くなり起こります。

 

症状は、めまい、一時的な失神、顔面蒼白、脈拍が早くなり弱くなるなど。

 

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熱痙攣(けいれん)とはどんな症状?

大量に発汗した際に、水だけを補給した場合、血液中の塩分濃度が低下し、足や腕、腹部などの筋肉に痙攣(けいれん)が起きます。

 

症状は、筋肉の痛み、手足がつる、筋肉が痙攣(けいれん)するなど。

 

関連記事 : アイソトニック飲料とハイポトニック飲料の違いとは?水瓶補給で熱中症を予防

 

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熱疲労とはどんな症状?

大量に発汗し、水分補給ができなかったり、量が少なかったりした場合、身体が脱水状態になり、熱疲労の症状になります。

 

症状は、頭痛、倦怠感、嘔吐、集中力や判断力の低下など。

 

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熱射病とはどんな症状?

体温が急激に上昇し、中枢機能に異常が起きた状態。

応答が鈍い、意識がないなどの意識障害がみられ、重篤な場合は意識がなくなる場合もあるので、命の危険を感じたら、すぐに救急車を呼びましょう。

熱失神・熱痙攣(けいれん)・熱疲労・熱射病のなかで、1番危険度が高いのが熱射病になります。

 

症状は、体温が高い、意識障害、呼びかけや刺激への反応が鈍い、ふらつきなど。

 

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緊急時の対処法!体温の下げ方

万が一、熱中症の疑いがあれば、体温を下げることが重要になってきます。

 

冷房の効いた部屋がある場合は、まず移動しましょう。

なければ、木陰など、日光が当たらない日陰へ。

 

衣類をゆるめ、額、首、わきの下、太ももの付け根などを冷やし、

冷水で濡らしたタオルで拭いたりしながら、身体を冷やします。

 

もし、タオルなどがなければ、洋服を直接濡らしてもいいでしょう。

扇風機やうちわなどで風を送ると、なお効果的です。

 

落ち着いたら、水分補給も行いましょう。

 

意識がない、混濁しているなどの場合は、迷わず救急車を要請しましょう。

 

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まとめ

農業や建設業などの仕事、スポーツなど、長時間にわたって屋外で活動する方は、熱中症対策が必須になります。

倒れる前に、熱中症対策グッズを利用したり、こまめな水分補給で、熱中症を予防しましょう。

 

幼児や高齢者などは特に注意が必要で、室内でも熱中症になることもあります。

室内であっても、暑さ対策は忘れずに!

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