横浜でクリーニング店をされている日本一の洗濯屋「洗濯ブラザーズ」は、正しい洗濯方法を広める活動をしています。
そんな洗濯ブラザーズが、テレビで披露していた洗濯テクニック・洗濯の知識をご紹介したいと思います。
洗濯ブラザーズとは?
洗濯ブラザーズは、先ほどご紹介した通り、横浜でクリーニング店「LIVRER YOKOHAMA(リブレ ヨコハマ)」を営む方たちでございます。
茂木貴史さん、茂木康之さん、今井良さんの3人で結成し、ブラザーズとうたっていますが、本当の兄弟なのは茂木さんお二方。
今井さんはビジネスブラザーズだそうです(笑)
劇団四季、シルク・ドゥ・ソレイユ、クレイジーケンバンドなど、国内外の有名アーティストの衣装クリーニングも手掛けたり、オリジナルのナチュラル洗剤を開発したりと、多岐にわたり活躍されています。
「嫌いな家事」から「好きな家事」になるように、洗濯の楽しさを伝える活動を精力的行っていて、最近では、全国の百貨店、セレクトショップなどでイベントやセミナー、講演を行っており、さらに活動の幅を広げています。
日本一の洗濯屋が教える 間違いだらけの洗濯術 [ 洗濯ブラザーズ ]洗剤は多い方がよく汚れが落ちるのか?
なんとなーく洗剤が多い方が汚れが落ちそうな気がしますよね?
ですが、それは間違いです!
洗剤が多いと、汚れを保護してしまい、かえって汚れが落ちにくくなります。
洗剤の濃度が高くても、洗浄力は変わりません。
洗剤は、商品の指定通りの分量を使用するのが正解です。
日常使いの洗濯物は、アルカリに触れることで洗浄力があがります。
おすすめは、弱アルカリ性の洗剤です。
洗濯物の頑固なシミ汚れはどうする?
洗濯物の頑固なシミや汚れ、どうしていますか?
漂白剤を使用する人も多いのではないでしょうか?
ですが、漂白剤を使い続けると、生地自体を傷めてしまいます。
そこで、おすすめなのが「プレウォッシュ液」です。
プレウォッシュ液とは、水と洗剤を1:1で入れたもの。
落とし方は、プレウォッシュ液で事前に汚れを浮き立たせます。
洗剤をより洗濯物に浸透させるには水と混ぜる方がいいのです。
雨の日・梅雨時の悩み!臭いと生乾き
雨の日や梅雨時は、洗濯物の生乾きやニオイが気になりますよね。
ニオイの原因は「洗濯物」に、生乾きの原因は「干し方」にあります。
ニオイの原因は、洗濯物を直接、洗濯機に入れること。
洗濯槽には、モラクセラ菌という菌がいます。
梅雨時期は増殖し、ニオイの原因になります。
解決策として、洗濯前の洗濯物は通気性の良いカゴに入れ、洗濯時に洗濯槽に入れるようにします。
皮脂汚れや汗汚れに、プレウォッシュ液をかけてブラシで叩いてから洗濯すると効果的。
そして。
生乾きにならない上手な乾かし方。
なんと、洗濯ブラザーズさんは外干ししないそう!
理由は、外干しだと紫外線の影響で色あせしやすいから。
では、どこで部屋干しするのがいいのかというと「お風呂などの狭い場所」です。
広い部屋は、梅雨時になると湿度が70~80%で、湿度を下げるには相当時間がかかります。
狭い部屋の高い位置に干すことで、しっかり乾かすことができるのです。
洗濯物の間隔を、こぶし1個分空けて干すとさらに効果的。
さらにさらに効果的なのが、サーキュレーターを使用すること!
サーキュレーターで、風を循環させるとより早く乾きやすいです。
下から上に向けて風を送ることで、渇きを早めます。
自宅で洗濯できる素材は?
ウール・カシミヤ・皮革・シルク・麻・レーヨンの中で、自宅で洗濯可能な素材は「ウール・カシミヤ・シルク・麻」です。(洗濯ブラザーズのように洗濯に関する知識は必要!)
自宅でおしゃれ着洗いをする場合、洗濯ネットを利用する人がほとんどだと思いますが、その際の注意点が、「洗濯ネットの余っている部分を縛る」こと。
洗濯ネットの余っている部分が、摩擦となり手玉などの原因になります。
洗濯ネットをヘアゴムなどで縛って使用することで、生地を傷めずに、縮みも防ぐことができます。
レーヨンは、特に縮みやすいので、クリーニング店に依頼する方がいいでしょう。
正しい洗濯方法
洗濯機に洗濯物を入れて、洗剤と柔軟剤をいれる。
その洗濯方法、実は間違っています。
水に洗濯物を入れると、縮みや色の変化を起こしてしまうのだそう。
水と洗剤を入れて、1分ほど混ぜてから、そこに洗濯物を投入するのが正しい方法。
洗剤には、色落ちを防ぐ効果や縮みを防ぐ効果も配合させているので、正しい使い方をすることで、洗濯物をよりキレイに仕上げることができます。
洗濯の水位・洗濯時間・すすぎ回数・脱水時間はどれくらい?
洗濯機で洗濯する際、自動運転で洗濯する人がほとんどですよね。(私もそうです!)
ですが、洗濯ブラザーズによると、水位・洗濯時間・脱水時間にも、ベストな量や時間の設定があるんだとか。
まず、水位。
洗濯する際の水の量は、洗濯物を入れた時に 「こぶし1個分の高さ」の水位が理想です。
次に、洗濯時間。
縦型の洗濯機の場合、洗濯時間8~10分、すすぎは水量多めで2回。
ドラム式の場合、洗濯時間20分、すすぎは注水で2回。
洗濯ブラザーズさんいわく、生地を傷めずに洗浄できる縦型洗濯機の方がおすすめなそう。
最後に、脱水時間。
まさかの脱水1分!!!(びっくり!)
脱水時間の1分にも驚きましたが、「洗濯機は脱水で汚れを除去している」ということにもビックリ。
そして、シワを防ぐには脱水時間が重要で、脱水時間を1分にすることで、その重みでシワが伸びていくから。
洗濯ブラザーズの人気グッズ
洗濯ブラザーズは、様々な洗濯グッズも開発・販売されています。
【洗濯ブラザーズ】 ランドリーディタージェント 洗濯洗剤(綿 麻 合成繊維)【洗濯ブラザーズ】 洗濯槽クリーナー 塩素フリー【洗濯ブラザーズ】 プレウォッシュ(綿、麻、合成繊維用 前処理スプレー)【洗濯ブラザーズ】 蛍光剤・漂白剤フリー 白物用粉洗剤 ホワイト ディタージェントパウダーリブレヨコハマ 毛玉クリーナー【洗濯ブラザーズ】 消臭・シワ取り効果 ファブリック フレグランススプレー【洗濯ブラザーズ】 Denim Wash 洗濯洗剤(デニム・チノ・色柄シャツ)ランドリーディタージェントまとめ
いかがでしたか?かなり目から鱗が落ちたのではないでしょうか?
私は驚きの連続でした(笑)
正直、無理だな~と思うこともありましたが、実践できそうなことはマネしてみようと思います!
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