梅シロップの作り方は、とっても簡単!
梅シロップを使った梅ジュースの効果はすごくて、子どもにも大人にもおすすめです。
我が家は、自家製梅シロップから、梅ジュースや梅ゼリーを作って、夏バテ・熱中症対策に役立てています。
梅シロップで作った梅ジュースの効果とは?
青梅には、多くの有効な成分を含んでいます。
その有効な成分を摂取することで、「美容や健康に良いこと」がたくさん!
自家製の梅シロップで作った梅ジュースを飲んで、その効果を実感してみませんか?
血液サラサラ!生活習慣の予防・冷え性解消
青梅に含まれているムメフラール、クエン酸は、血行促進を促し、血液がサラサラになることで、生活習慣病の予防や冷え性の改善などにつながります。
・ムメフラールは、血液の凝固を抑制したり、血の巡りをよくする。
・クエン酸は、血中の過酸化脂質を減らし、血流を良くします。
疲労回復・筋肉疲労回復・夏バテ・風邪予防
私たちがよく口にする、ご飯やパン、肉や魚などの多くが酸性食品で、体液が「酸性化」すると、血液はドロドロになり、血行不良などを引き起こします。
梅は、酸っぱいですが酸性ではなく「アルカリ性」です。
味は酸っぱくても、食べることでアルカリ化されます。
梅の酸味は、クエン酸によるものです。
体内に乳酸が溜まることで、疲れが残ったり、肩こりや筋肉痛が起きますが、クエン酸を摂取することで、疲労回復を助けます。
スポーツドリンクに、クエン酸が配合されているのもそういうことです。
身体が酸性に傾くと、血流やリンパの流れが悪くなったり、抵抗力や免疫力が低下します。
風邪をひきやすい、毎年夏バテする、そんな人は、抵抗力や免疫力をアップさせるためにも、身体をアルカリ性に戻す必要があります。
なので、アルカリ性の梅を使用した梅シロップは、最適ですね!
肥満防止やデトックス効果
梅に含まれている成分で、女性に嬉しい成分が、「クエン酸」と「バリニン」です。
クエン酸は、脂肪・糖質の代謝を促進、バニリンは脂肪細胞に刺激を与える効果があります。
脂肪細胞とは、中性脂肪を蓄える細胞のことです。
ただし、バリニンでダイエット効果を期待するのであれば、梅を加熱した方が効果が高いので、焼き梅干しやホット梅干しにして、食べる方が効果的です。
コレステロールの蓄積を防ぐという嬉しい効果もあるので、梅ジュースはダイエット中でもオススメです。
ですが、梅ジュースには糖分も含まれているので飲み過ぎには注意が必要です。
解毒作用・血液浄化作用
梅は毒消し効果もあり、病気の予防として昔から利用されていました。
食中毒予防など、血液中の毒素を排出する作用もあります。
整腸作用
クエン酸は、整腸作用もあり、下痢や便秘を改善してくれます。
美肌効果
クエン酸によって、細胞の新陳代謝が活発になるので、肌のハリ・ツヤが期待出来ます。
クエン酸によって、アンチエイジングや美肌効果があります。
アンチエイジングさせるために大事なのは、酸化することを防ぐことです。クエン酸は抗酸化作用があります。
また、細胞の新陳代謝が活発になることで、肌のハリやツヤにも期待できます。
二日酔いに効く
梅に含まれているクエン酸には、肝臓の機能を高める働きがあります。
アルコールを分解し、血の巡りを良くしてくれるので、アルコールでドロドロになった血液をサラサラに変えてくれます。
高血圧の防止
梅に含まれる有機酸(クエン酸・リンゴ酸など)には、血圧を下げる効果があります。
アレルギー体質の改善
人間の体液は、弱アルカリ性が理想ですが、乱れた生活習慣や食生活で弱酸性に傾きます。
体液が酸化すると、血液がドロドロになり、それが病気につながるとも言われています。
梅はアルカリ性食品なので、酸性に傾いた体液をアルカリ性に戻す作用をしてくれます。
骨粗しょう症の予防や貧血の予防
ミネラルの吸収を高めるクエン酸は、骨粗しょう症の予防や貧血の予防などにも効果があります。
鎮痛作用
梅の香り成分ベンズアルデヒドには、頭痛をやわらげる鎮痛効果のほか抗ガン作用や
解毒効果もあります。
梅シロップの作り方(酢なし・冷凍梅バージョン)
梅シロップを作る時期は5~6月頃。
梅シロップ作りにかかせない梅(青梅)は、5月下旬~6月下旬頃にしか手に入りません。
なので、まとめて購入しておいて、冷凍しておくのもオススメです。
不器用でも、簡単に作ることができる梅シロップは、今回、酢なし、冷凍梅バージョンで作ってみました。
材料の準備
・3リットルの瓶
瓶は少し大きめがベスト。
・氷砂糖(ロック)1キロ
氷砂糖は、違う砂糖類で作りことも可能で、砂糖によって風味が変わります。
氷砂糖以外でも、三温糖、上白糖、黒糖、はちみつなどで作っている方もいます。
氷砂糖は、雑味が少なく、梅のエキスがしみ出る速度とバランスがいいです。
砂糖が早く溶けて青梅が漬かった状態になると、発酵の心配も少なくなります。
・梅 1キロ
梅は、時期になればスーパーや果物屋さんなどで販売されています。
通販などでも購入でき、専門店の場合、梅シロップ用だと伝えると、適した梅を発送してくれるお店もあります。
・竹串(ヘタ取り用)
竹串は、梅のヘタを取る際に使用します。
金属のものは、梅を傷つけてしまう可能性があるのでNGです。
1.便の消毒
最初に、ビンを消毒します。
熱湯を少し注いで、クルクル回して、瓶全体になじませます。
ビンによっては、耐熱ガラスではない瓶もあるので、熱湯を一気に注ぐと割れてしまうことがあります。
やけどにも注意してくださいね。
その後、清潔なフキンで水気をふき取り、完全に乾燥させます。
水気が残っていると、カビの原因になるので、この作業を疎かにすると、美味しい梅ジュースが飲めなくなります。
2.青梅を洗って、ヘタを取る
流水で、青梅をきれいに洗います。
ここで、水に1~2時間つけてあく抜きをする方もいますが、私はしていません。
青梅にキズや傷みがないか確認します。
痛みがある梅を浸けると、菌が繁殖してしまう可能性があります。
青梅のヘタを、竹串で取ります。
竹串の先端を差し込むと、簡単に取れます。
ひと手間加えることで、梅シロップになった時にエグ味がなくなります。
この時、梅の表面に傷をつけないように気をつけてくださいね。
3.きれいに拭いて、冷凍する
洗い、ヘタを取った青梅を、きれいに拭きます。
そして、ジップロックに入れて、1~2日、冷凍庫で寝かせます。
青梅を冷凍庫に入れる理由は、青梅の繊維が破壊され、梅のエキスが出やすくなるからです。
そうすることで、発酵の可能性が少なくなるのでおすすめです。
4.青梅と氷砂糖を瓶に入れる
乾燥した瓶に、氷砂糖が全体になじむように、青梅と氷砂糖を交互に入れていきます。
最後は氷砂糖が上になるようにします。
青梅が傷つかないように、やさしく入れてくださいね。
ここで、殺菌作用の目的で、お酢を入れることもありますが、今回は入れませんでした。
5.冷暗所で保存
瓶詰が完成したら、冷暗所で保存します。
氷砂糖が溶けやすくなるように、毎日ビンを軽くゆすります。
1週間から10日ほどで出来上がり!
保存料、添加物など一切なしの梅シロップなので、瓶の梅は腐ってきます。
ですので、10日目頃までには、シロップから梅の実を取り除いた方がいいです。
梅シロップを実際に作ってみました
今回、梅シロップを実際に作ってみました。
作り方は、先述の通りで、酢なし・氷砂糖バージョンです。
氷砂糖が溶けてくるので、毎朝、瓶をクルクル回して、梅になじませます。
梅シロップ作り 1日目
梅と氷砂糖を交互にセットした状態。
明日からが、楽しみです♪
梅シロップ作り 2日目
底の部分が少し溶けてきました。
梅シロップ作り 3日目
一気に水分が増えました!
半分くらいは、シロップに浸かっている状態です。
梅シロップ作り 4日目
昨日よりさらに水分が増えました。
大きい氷砂糖が残っているものの、ほとんど溶けてきています。
色は、まだ透明感があります。
梅シロップ作り 5日目
梅がほとんど浸かった状態になりました。
底の方に、溶け残った氷砂糖が少し見えます。
梅の表面もシワシワになってきているものも。
梅シロップ 6日目
前日と同じようにも見えますが、氷砂糖がさらに溶けて、ほとんどの梅がシワシワになっています。
写真ではわかりにくいですが、シロップの色も少し濁った感じになってきています。
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