おすすめ!小学生向け自由研究で簡単なのに面白いテーマは理科的クッキング

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料理をする子供

 

小学校や中学校で夏休みや冬休みになると宿題で出されるのが「自由研究」や「工作」ですよね。

長い休みだし、余裕!大丈夫!って思っていると、あれ?あと1日で始業式⁉え!間に合わない!ってなりがちなのが自由研究。

毎年、親も子も大変です(笑)

 

そこで、小学生向けの簡単なのに面白い自由研究のテーマ「理科的クッキング」をご紹介したいと思います。

身近な「食」を利用した男の子も女の子も楽しめて、1日で完成する自由研究ばかりなので、ぜひご活用ください♪

 

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勝手に2層になる!不思議なゼリー

子供に人気のゼリーを使って、簡単に楽しくできる実験です。

 

勝手に2層になる不思議なゼリーの材料

  • ゼラチン 10g
  • 水… 80ml
  • 牛乳 180ml
  • 砂糖  80g
  • 生クリーム 100ml
  • オレンジジュース(果汁100%) 500ml

勝手に2層になる不思議なゼリーの作り方

1.ゼラチンに水を加えてふやかす。

2.鍋に牛乳と砂糖を入れ、砂糖が溶けるまで加熱。

ゼラチンは煮立てると固まらなくなる性質があるので、沸騰させないように注意!

3.砂糖が溶けたら、ふやかしたゼラチンを加えて、よく混ぜる。

ゼラチンが完全に溶けたら、生クリームを加えて混ぜ、火からおろす。

4.3の鍋に、オレンジジュースを加え、軽く混ぜます。

5.ゼリー液を、ガラスカップに入れる。

しばらくすると、だんだんと2層に分かれてきます。

透明なカップじゃないと、2層に分かれるのがわからないですよ!

6.あら熱がとれたら、冷蔵庫で2〜3時間冷やします。

 

勝手に2層になる不思議なゼリーのまとめ方

どうして2層に分離するのかというと、生クリームや牛乳に含まれる「乳脂肪」が、オレンジジュースの「酸」によって固まり分離します。

「乳脂肪」は水よりも軽いため上に浮かび上がる性質があり、その結果、上の層はムース、下の層はオレンジゼリーになり、放っておくだけで2層に分かれる「不思議なゼリー」ができあがります。

参考サイトはこちら

 

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じゃがいもから片栗粉を取り出す!手作り片栗粉

どの家庭にもある片栗粉。

その片栗粉が手作りできるんです!

じゃがいもから片栗粉を取り出す!手作り片栗粉の材料

  • じゃがいも 中3個(約500g)

じゃがいもから片栗粉を取り出す!手作り片栗粉の作り方

1.じゃがいもの皮をむき、おろしがねですりおろします。

2.すりおろしたじゃがいもをさらし(ガーゼ)で包み、輪ゴムで口をしばる。

3.ボウルにたっぷりの水(分量外)を入れ、さらしに包んだじゃがいもをつけた状態で、10分ほど水の中で振ったり、揉んだりする。

4.さらし(ガーゼ)をボウルの中で、しっかり絞って、取り出します。

5.ボウルの水を15分ほど置いておくと、ボウルの底に白い粉が沈みます。

ボウルの水をゆっくり静かに捨てて、底にたまった白い粉だけを残す。

6.再びボウルにたっぷりの水を入れてよくかきまぜ、そのまま15分ほどおきます。

7.15分ほどおくと、少し水が澄んできます。

ボウルの水をゆっくり静かに捨てて、底にたまった白いかたまりだけを残す。

もう1度繰り返します。

8.ボウルの水を捨て、ゴムベラなどでボウルの底にたまった白い粉をほぐす。

9.白い粉はバット(お皿)に広げ、完全に水分をとばし、そのまま半日ほど乾かす。

10.指先などで大きなかたまりをつぶし、細かい粉状にすると「ばれいしょでんぷん(片栗粉)」のできあがり。

 

じゃがいもから片栗粉を取り出す!手作り片栗粉のまとめ方

じゃがいものでんぷん以外に、様々なでんぷんがあります。

たとえば・・

 

・「とうもろこし」から作るでんぷんは「コーンスターチ」
・「キャッサバ」から作るでんぷんは「タピオカ」
・「葛の根」から作るでんぷんは「くず粉」
・「わらびの地下茎」から作るでんぷんは「わらび粉」

 

片栗粉以外にも、でんぷんからできている食品はいろいろあります。

参考サイトはこちら

 

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増えるアイスバーの秘密

 

増えるアイスバーの秘密の材料

  • 好みのフルーツジュース…300ml

 

増えるアイスバーの秘密の作り方

1.アイスキャンデーの型に、ジュースを入れる。

このとき、容器の8~9分目までにする。(満タンにはしない)

どこまで入れたか分かるように、水面に色テープなどで印をしておきましょう

2.2時間以上冷やして凍らせる。

 

増えるアイスバーの秘密のまとめ方

缶やペットボトルのジュースを冷凍室で凍らせると、容器がパンパンになって膨らんでしまいます。

水(液体)は、冷やすと氷(固体)になり、温めると水蒸気(気体)になります。

そして、氷になると体積が1割ほど増えるという性質があります。

 

理由は、水分子の形にあります。

水分子は「いびつな形」をしていて、液体のときは自由に動け、分子どうしがパズルのように組み合わさって、ギュッとかたまった状態になります。

 

しかし、氷として固まるときには、もともと形がいびつなため、余計なすき間があいてしまい、そのままの状態で固まってしまいます。

なので、すき間の分だけ体積が増えるのです。

 

つまり、水が凍ることで一見量が増えたように見えますが、水分子の量そのものが増えるのではなく、「増えたように見えているだけ」なのです。

 

参考サイトはこちら

 

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スケルトン卵

10円玉を酢に漬けると、ピカピカになる実験がありますよね。

今回は卵を「酢」に漬けて、卵の殻が溶けて、どうなるのかを実験。

中身がこぼれ出てしまうのか、実験結果が楽しみですね。

 

スケルトン卵の材料

・生卵 1個

・お酢(穀物酢)200mlくらい

・ビン

・ティッシュ

・輪ゴム

 

スケルトン卵の作り方

1.ビンの中に卵を入れ、お酢を注ぎます。

密閉しないよう、フタはせずにティッシュを輪ゴムでとめます。

 

2.その状態で様子観察を行います。(卵が変化してきます)

3.数日すると、卵の殻が全て溶けてなくなります。

 

スケルトン卵のまとめ方

卵の殻が溶けていくときに、二酸化炭素が発生します。

なので密閉せず、ティッシュやガーゼなど通気性のよいものでフタをする必要があります。

 

スケルトン卵の実験では、卵の殻が溶けて透明な卵ができました。

卵の殻は「炭酸カルシウム」でできていて、酢に溶ける性質があり、に漬けたことで卵の殻がすべて溶けてしまったのです。

 

卵の中身まで溶け出さなかったのは、薄い膜が残っていたからで、薄い膜は酢では溶けないので、スケルトン卵を手で持つことができます。

 

普通の生卵と比べると、酢につけたスケルトン卵のほうが大きくなります。

これは、酢に漬け込むことで、生卵がお酢を吸収して、卵のなかにお酢が入ってくることによって起こる現象です。

 

お酢以外の液体で実験してみたり、実際にできたスケルトン卵の弾力性など、実際に実験して体験してみてくださいね。

 

参考サイトはこちら

 

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その他の理科的クッキング

理科の要素がある理科的クッキングは他にもたくさんあります。

 

色素に関する実験「冷凍ブルーベリーをお酢に漬けるとどうなる?」

15分で終わる!甘いトマトの見分け方

野菜や果物から水が出てくるのはなぜ?

 

クックパッドの自由研究サイトも大変役立ちます!

ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

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理科的クッキングの自由研究本!

料理をしながら理科を学ぶ自由研究の本もたくさんあります。

 

「食べられる」科学実験セレクション

口コミでも人気の一冊です。

 

・色が変わるパンケーキを作り、材料の買い出しから食べるまで、子供たちと楽しく「実験」しました。親が一緒なら、小学3年生の男の子にも楽しめる内容です。

・「食べ物と科学」という感じで、実際に親子で試してみようかな?という気にはなる本でした。食べられる科学実験というよりは、「身近なものに潜む科学を見つけよう」という感じで、派手な実験よりもそれこそが大事だと思います。

 

・実験のまとめ方が書いてあり、この通りに書く練習をしておくと、中学、高校、大学と進学した時に役立ちます。

 

・この著者の前作、「楽しむおもしろ科学実験」がとてもおもしろかったので、
続編を期待していて、さらにパワーアップした続編が出て大変喜んでいます!

 

本にまとめ方が載っていたり、身近な食材を使っての実験なので、親子ともども敬遠しがちな自由研究を楽しくできたという声が多数でした。

実験によっては、幼児や小学生低学年でも取り組めるものもあります。

 

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まとめ

小学生の自由研究は、子供が興味を持つ内容がいいですよね。

今回は、子供が比較的、面白い!楽しい!簡単!と思える実験を選んでみました。

「食」に関する実験なので、男の子も女の子も興味も持ちやすいはず。

1年生、2年生の低学年から、5年生、6年生の高学年まで、親子で楽しく自由研究に取り組めれば嬉しいです♪

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